太陽熱温水器のセットアップ解説シリーズ、3記事めです。
これまでの記事はこちら。
前回までに本体の構築が完了しました。今回は配管についての解説記事を書いていきます。
水道圧系統の場所
弊社の太陽熱温水器タンクは少し複雑。余分なソケットがたくさんついています。

これには深い意味があるのですが、とりあえず今は使わないよって方はこれらを塞ぐ必要があります。
申し訳ないのですが、余分ソケットを塞ぐアイテムはご自身でご用意ください。
※ソケットはG(ストレート)おねじです
自動給水の配管(サブタンク/電磁弁)
さて、弊社温水器の特徴なのですが、タンク内のお水は熱を伝える媒体であって、実際に使用することはありません。
なのでタンク内の水量が大きく増減することはないのですが、日々の蒸発で減ることもあります(夏は沸騰しますからね)。
そこでタンク水量を自動で補充するための装置が必要になります。
方法は二つあって、サブタンクを使う方法と、電磁弁を使う方法です。
サブタンクを使う
サブタンクはこれです

この中にはボールタップが入っていて、水位が下がると自動給水してくれます。水道圧系統をINソケットに接続してください。
サブタンクはメインタンクより高い位置にあるのでもう一方のタンク上部ソケットは塩ビ管約18センチ(付属)を接続してください。

この塩ビには温度計センサーを挿入します。
電磁弁を使う
サブタンク型はトラブルが少ないので弊社としてはサブタンク推奨ですが、電磁弁を使った給水方法もあります。
(電磁弁写真)

タンク上部ソケットから差し込む温度計は水位計にもなっていて、水位の低下を感知します。
一定の水位を下回ると電磁弁が開くようにリモコンで設定することができます。
詳しくはリモコン説明書をご覧ください。
電磁弁はタンク側面、上面どこに接続しても大丈夫です。
水道圧系統接続に必要なもの
水道圧系統はタンク下部の3/4ソケットになります。
水道圧のIN/OUTの順番はどちらでもいいです。お好きな方向で配管してください。
下の図のようにシンブルに素直に冷水IN /お湯OUTで配管してもいいのですが、これだとタンク温度が約50度以上にならないと実際のところ使えません。

熱が足りない時のためのバックアップをつなぎましょう。ということで給湯器を間に噛ませます。
完成系はこう。

この時の注意点ですが、お湯OUT配管を給湯器に繋ぐ手前にミキシングバルブという聞き慣れない装置を挿入します。
これは熱くなりすぎたお湯の温度を自動で任意の温度にブレンドしてくれる装置。
給湯器に熱すぎるお湯が直接INするとセンサー誤作動を起こしたり最悪故障する恐れがあるため、ミキシングバルブでお湯をぬるくする必要があるのです。60度くらいに設定できるミキシングバルブが一応おすすめ。
また、ボイラーですがセミ貯湯式のものがいいです。減圧弁と安全弁内臓のタイプが結構安くて僕はよく使っています。
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この配管が完成すると、全天候カバーすることが可能です。石油は多少必要になりますが。※もちろん、石油給湯器をガス給湯器に変換してもOK
あと、サブタンクにも配管するので最終的な配管図はこうなります。

冷水INは2回チーズで分岐させる必要があります。
また、三方弁を使って給湯器を経由しない回線を作るのもアリです。給湯器を経由すると毎回貯湯タンクが温まるまでに時間がかかるので、その熱ロスを避けるためにダイレクト回線は役に立ちます(減圧もされないのでシャワー圧がもとの水圧で出力されるのもポイント◎)。
自然落下配管について
さて、ニトクラフト温水器は水道圧が使えるのが大きなメリットでした。
でもあえて自然落下で使用するというのも全然アリです。
湯船には自然落下(ボイラー経由なし)、シャワーは水道圧(ボイラー経由あり)という組み合わせが僕としてはベストだと思っています。
(図)
また、タンク内のコイルを使って熱源から熱を回収して逆にタンクを温める、ということもかなり面白いと思っています。
たとえば薪ストーブとコイル繋ぐことでストーブ排熱からお風呂を沸かすことができます

この場合は弊社の温水薪ストーブが大活躍します。
もうここまで来たら床暖房までやっちゃってエコバカシステムコンプリートしちゃいましょ!

拡張しましょう








とてもecoですね。いつできるかは別にして参考にしたいと思いますw。