真空管式温水器はガラスを集熱部分に使用しているため、非常に脆く割れやすいのが欠点。
配送中にも無慈悲なほど割れまくります。
衝撃対策について
台風による飛来物、突然の雹(ひょう)などで割れるのはもう事故なので半分仕方がないです。
予想ができた時点で毛布を巻いたりコンパネをあてがうといった対策をお願いします。
割れたら新たに真空管をご購入ください。自分で言うのもなんですがめちゃ良心的な価格で販売しています。
温水器本体をご注文の際に追加で1箱買っておくのもおすすめです。
凍結対策について
いちばん多い質問が凍結についてです。
極寒冷地に向いている真空管は「ヒートパイプ」といって真空管内部に水が侵入しないタイプ。
これが寒冷地にはいちばん向いているのですが弊社では取り扱いがありません。すみません。
弊社で扱っているのは中に水が満たされる、ただの筒状の真空管のタイプのみです。
凍結対策として2パターン提案できます。
①不凍液を満たす②電熱線で加温 の2つです。
①不凍液を満たす
弊社の太陽熱温水器ではタンク内部の水は動きません。
タンク内部の熱交換コイルに水道水(冷水)がINしてお湯になってOUTしていくという構造。
なのでタンク内部に不凍液を満たすのに向いている構造です(自然落下式はこのようにはいきません)。
ということで20L不凍液(7800円)を3倍希釈して、タンクを満たしてあげてください。
ただし、不凍液の中でも主成分がエチレングリコールのものは毒性が強くプロピレングリコールの方が毒性は少ないみたい。万一ガラス管が破損して周辺への影響を考えると毒性の低いものを使用したいですね。
②電熱線で加温
弊社の太陽熱温水器には電熱線が標準装備されています。
コントローラーを用いて、「タンク内温度が◯度以下を切ったら50度になるまで加温する」といった設定ができます。
一度温度を上げるとそうそう放熱しないのでしばらくは安泰です。
私個人としては不凍液を使用するよりもこちらの電熱線での対応をおすすめしたいです。
不凍液はやっぱり毒性が懸念されるんですよね、、、
それからコスト面。300L満たそうと思ったら不凍液はそれなりに大きな初期コストがかかります。減ったら補充するなど管理の手間もかかります。電熱線は毎年電気代がかかるとしても、不凍液を使用するより安くあがると思います。
積雪対策について
僕自身は経験がないので他社のサイトを見てみると
ガラス管の積雪耐加重については、400kg/㎡ありますので壊れる心配はありません。
ガラス管は、直径30mm(約110g)の鋼球を高さ450mmから落下させる衝撃試験でも割れませんので、雪の重みで割れることはまずありません。
ということで雪に関しては重みで潰れるということはなさそうですね。
でも雪を掻くときに不注意で割ってしまうことがよくあるみたいなのでお気をつけて。