説明
RELIFE廉価版をご覧いただきありがとうございます。この商品の仕様と使い方を詳しく解説します。説明書等は付属しませんのでご注意ください。また、ご質問等ありましたら直接メールにてご連絡ください。 yusuke_m10@yahoo.co.jp
サイズと重量
サイズは左図のようになります(参考値です)。
- 高さ56cm(箱52cm/便座4cm)
- 幅47cm(箱40cm/ラチェット7cm)
- 奥行62cm
また、重量は約30kgほどです。かなり重いので受け取り時ご注意下さい。
中間板部分
ぱっちん金具
大小セパレーター
撹拌コンポストと尿タンク
ラチェットレンチ
スチールパイプ
トイレの構造
トイレ本体(木工部分)は箱(土台)/中間板/便座の3つの部分で制作しています。使用する材はその時入荷できたもので制作するので毎回変わります。便座は既製品(https://amzn.to/2Jm86Dw)を使用しています。箱と中間板はぱっちん金具で接続しています。
中間板には溝が彫ってあってそこに大小セパレート便器がはまります。そこで大便と小便が分離されて大便は撹拌コンポストに、小便は尿タンクに入ります。
撹拌コンポストにはラチェットレンチが接続できるようになっています。さらにラチェットレンチにスポッと接続できるスチールパイプ(約85cm)が付属します。これにより、トイレに座りながら中身を撹拌できるようになっています。
木工のクオリティ
この「廉価版」は僕が自分で制作しています。木工職人でもなく、機械もプロ仕様ではありません。なのでプロ並みのクオリティはどうしても出せません。しかし、自分自身が3年使用しているコンポストトイレも自分の手作り。使用には全く問題ないのです。「自分で作るには大変すぎる」「クオリティより安さ重視」という方にはぴったりの製品です。
左の写真はセパレーターがはまる溝。これはトリマーを使用するとても難しい作業なので、素人っぽさがいちばん出てしまう場所です。でも、普段は隠れている場所ですし機能には全く影響のない場所です。こういった細かい部分を気にしない方にぜひこの「廉価版」をオススメします。
ぐらつき防止
確実に尿タンクに入るように
後ろに壁がある場所推奨
底板がありません
その他の注意事項など
基材
この製品の使用開始にあたり、撹拌コンポスト内部に基材を入れてください。基材にはホームセンター等で安価に入手可能な「腐葉土」をオススメしています。そこに米ぬかや、微生物資材などを加えて発酵力を高めます。僕はミミズを捕まえて入れたりもしています。腐葉土そのものにも微生物が豊富に住んでいるため、僕は微生物資材は入れずに使用しています。
基材とうんこが混ざって、匂いが消え分解発酵が進みます。
熟成
基材がいっぱいになったら中身を取り出します。正確には、いっぱいになる前に取り出さないと大変です。というのが水分過多でネチョネチョ状態だと乾燥した時にカチコチになってしまって肥料として使用しづらいです。ある程度余裕を見て交換してください。熟成には1〜3ヶ月ほどの放置期間が必要です。
保温
4度以下では微生物の活動はほぼ停止してしまいます。なので、冬はどうしても基材が「飽和」してしまう頻度が高くなります。頻度が増えるだけで特に問題はありませんが交換は大変な作業なのでできれば交換頻度は増やしたくないもの。そこで保温や加温が必要になってきます。この解決策については僕自身もまだ研究中です。
付属するものしないもの
撹拌時のぐらつき防止のために45mm角材が付属します。また、便座の後方ストッパーは付属しませんので後方に壁がある空間での使用が望ましいです。ストッパー取り付けをご希望の場合は備考欄にその旨をご記入ください。また、底板は付属しませんのでご注意ください。底板ご希望の場合は備考欄にその旨をご記入ください。
コミュニティにぜひご参加ください
このRELIFEやDIYキットでコンポストトイレを使用している方のコミュニティを作って交流の場を設けています。使用上の困りごとや工夫自慢、近況報告などなんでもいいので投稿していただけたらと思います。
コンポストトイレRELIFE購入者の交流グループ